[2002.05.25]
  血と,明日の太陽


 ▼ウラドウスキー氏,大いに語る――「ネットはすべてを変革する」(ZDNetエンタープライズ)
  http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0205/24/02052401.html


 先日のZDNet編集長のコラム(過去記事)と同じ言葉が繰り返されるのをみていると,もうこれがなんの変哲もない,スタンダードな歴史であることを,知る。

 IBM社の技術戦略担当副社長,ウラドウスキー・バーガー氏のインタビュー。「ネットはあらゆるものを変革し,日常を変えつつある。次のレベルでは,グリッドのよってネット上のどこにでもアプリケーションを分散させることができる。すべてのリソースはリンクし,それらが仮想コンピュータとして動く」。

 陽は暮れて,陽は昇る。次の太陽が昇ったとき,私たちは5MBの音楽ファイルなどコンマ1秒でやり取りし合う。600MB のムービーファイルなど手を握って開く間に送り合う。そこでどのような価値基準を持って生きるのか,変わる必要があるのは,映画業界とか音楽業界だけでなく,私たちも同じだ。

 変わらなければ,生きることは許されない。現在の音楽業界をみていれば感じるように,どうせ死ぬ人たちには,同情も憐れみも,賛美も肯定も,批判さえも,なにひとつ必要ない。あえてなにかするとしたら,鉄バット持って一思いに殴り殺すだけだ。その方が明日の太陽に失礼にならない。礼賛の鐘,輝る陽の光は,そこで流される血もきれいに洗い流して,そしてなにも残さない。「主は云われた,信じるにたるのは,明日の太陽だけだ」。


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